ハタイクリニックで【本格】パンチャカルマ体験記②「スネーハパーナと発汗法」

アーユルヴェーダの浄化療法であるパンチャカルマ。

このブログでは、私が数年前に、東京目黒区のハタイクリニックで通院型のパンチャカルマ(ヴィレーチャナ、バスティ)を受けた話を5回に分けてまとめています。

第1話 「カウンセリングとアーマパーチャナ」はこちら
》第2話 「スネーハパーナと発汗法」
第3話 「ヴィレーチャナ」はこちら
第4話 「バスティ」はこちら
第5話 「後処置」はこちら

今回は第2話
アーマパーチャナが終わり、次は「スネーハパーナ」「発汗法」です。

昔のキタガワ
昔のキタガワ

アーマパーチャナ、食べ物の制限が多くてつらかったなぁ…。次はスネーハパーナか。まずはギー飲み。ギーを飲むってどんな感じなんだろう?まあ、なんとかなるか!

キタガワ
キタガワ

いやいや、ギー飲みを甘くみてはいけませんよ。あなた、今日も明日も仕事入れてるでしょ?後悔することになりますよ!

昔のキタガワ
昔のキタガワ

え、だって自宅で朝にギー飲むだけでしょ?何がつらいの?

まったくわかっていなかったあの頃の私に言ってあげたいです。「ギー飲み、つらいよ!覚悟しな!」って。

スネーハパーナ=油剤化とは…
ギーの内服により身体を油で満たしてくこと。これにより、アーマパーチャナで乾燥させ熟させた全身の毒素を遊離させます。べっとりとこびりついていた汚れを浮かせて剥がしていくイメージです。油剤化のあとは発汗法を行い、浮かせた汚れを消化管(胃腸)まで移動させます。

第1話のおさらい、提示されていたスネーハパーナのスケージュールはこちら

7/4(金) ギー30ml飲む
7/5(土) ギーを飲む 量は電話で指示
7/6(日) ギーを飲む 量は電話で指示
7/7(月)〜9(水) アビヤンガ・シロダーラ

【ギー飲みについて】
7月3日に新鮮なギーを作る。朝5時半に起きて15分以内に身支度を整えたら、溶かし温めたギーを30mlいっき飲み。その後は白湯を少しずつすする。空腹になったら(ゲップにギーの匂いがしないこと、空腹を感じる、胃が空っぽの感じ)クリニックに電話。翌日の指示を仰ぐ。昼食は美味しくしたお粥。夕食は腹7分(翌日のギー飲みの時お腹が空になるように)。ギー飲み中は冷たい食べ物、飲み物取らない。触るものも冷たいのもはダメ。歯磨きとかもぬるい温度で。

それでは、また当時の日記を書き起こしていきたいと思います。

今回の治療経過はあくまで個人的なものであり、他の方も同じ経過をたどるとは限りません。体質や年齢、季節、抱えている症状によって治療方法やその際の身体の反応は変わります。こんなケースもあるんだ、と参考程度に受け止めていただき、ご自身の治療に関しては、その都度担当医師の指示に従ってください。

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7月4日(金) スネーハパーナ:ギー飲み1日目

7月4日(金) 雨時々くもり 46.9kg  仕事

体重がどんどん減る、大丈夫か!?朝も空腹感は特になし。ギー、味は美味しい。けど飲み込むのは少し気持ち悪かったなぁ…。9時半から空腹感。昼食食べるとまた胃もたれ。胃もたれしない量はごく少量だし、それだと体重減るし。よくわかんない。午後はクミン茶飲む予定だったけど、どうにもめんどくさくて梅ジュースと少量の白湯飲んだだけ。夕食もあまりお腹がすかず。全然消化力上がってる気がしない。大丈夫かなぁ…。昼過ぎからガスがたくさん出た。ギーを飲んでしばらく、息苦しいような感じがした。久々の油に身体がびっくりしてるのか。ゲップも数回でた。

5:30 起床
5:45 ギー30ml
13:40 おじや、春菊のわさび和え、プルーンエキス
16:00 梅ジュース3杯(お湯割)
19:40 焼きなす2本、プルーンエキス
23:00 就寝
バターミルクは中止

キタガワ
キタガワ

30mlのギーは難なく内服、消化できました。早い段階で空腹を感じ、仕事終わりにクリニックに電話。先生から「明日は60ml内服」の指示を受けます。夕食は翌日に備えて腹7分の指示が出ていました。空腹がイマイチわからないのと、食事療法に疲れすぎて、夜は焼きなすしか食べていませんね…

7月5日(土) スネーハパーナ:ギー飲み2日目

7月5日(土) 雨くもり 46.9kg  仕事

60mlのギー、飲むのはけっこうきつかった。ヌメッとした質感が気持ち悪い。寝起きの胃は重くも軽くもない。舌苔は相変わらずあり。8時半から胃がムカムカ。9時頃吐きそうになるが空気だけしかでない。空気出たら落ち着いた。11時に空腹。昼元気に仕事から帰ってくる。身体の重さ、気づいたら取れてる気がする。久々にギーの炒め物食べたら美味しい。身体に馴染む気がする。肌はしっとり、ちょっとニキビあり。ギーを飲むとゲップがたくさん出る。

5:30 起床
6:00 ギー60ml
14:00 おじや梅干し、のり、ゆでかぼちゃ、キャベツとピーマンのギー炒め
18:30 雑穀米1杯弱、しそ佃煮
21:30 就寝

キタガワ
キタガワ

ギー60mlですでに相当きつい!まず油を飲み込む感覚が気持ち悪い。その後まさか吐きそうになるなんて思っておらず仕事を入れていたのでつらかったです。11時頃空腹になり仕事終わりでクリニックに電話。吐きそうになったことを伝えると「そうだよね、吐かなくてよかった。吐かないほうがいい。明日はなるべく安静に。」と言われ、明日のギーは90ml内服の指示をもらいました。この日から料理に少量の油を使っていいとわかったようです。油分のある食事の美味しさに感動しています。

7月6日(日) スネーハパーナ:ギー飲み3日目

7月6日(日)  晴れ 46.9kg

ギー90ml、飲むの気持ち悪かった。先生にも、「吐く可能性があるから今日は安静に」と言われてドキドキする。昨夜はよく眠れて、起きるのはそんな辛くない(眠いけど)。8時すぎから9時までけっこう気持ち悪くて横になる。その後ムカムカ。13時、ゲップにギーの匂いはしないがムカムカ。お腹空かないのでヨガする。15時、だいぶマシだけどまだモヤモヤ。18時お腹すいたような、すいてないような。立ちくらみがありエネルギー不足。おじや食べる。ずっと胃はモヤモヤ。しんどい。消化力あがってる気がしない。うーん。明日からアビシロ。

5:30 起床
5:45 ギー90ml
18:00 カレーおじや
22:00 就寝

キタガワ
キタガワ

90mlのギーを飲み干すのがつらい!初日に「味は美味しい」とか言っていたけど、この日はもう、ギーの味も匂いも嫌いになっていました。内服後は吐き気と胸焼け、胃がもやもやむかむかする感じが続いて、午前中はほぼ横になって過ごしました。ギーが混ざったようなフヨフヨした不思議な便がギーを飲んだ後5回も出ました。

身体がよく油剤化されると、「爪で皮膚を引っ掻いても白い線ができない」や「便にギーが一緒に出てくる」「ギーが嫌いになる」などの兆候が見られるそうです。私はこのすべてが現れました。

予想以上に苦しかった3日間のギー飲みが無事終わり、明日から3日連続ハタイクリニックでのアビヤンガが始まります。

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7月7日(月) 発汗法:アビヤンガ、シロダーラ1日目

7月7日(月)  雨時々くもり 46.6kg

10時15分からアビヤンガとシロダーラ。朝お腹空いているような空いていないような…。トリートメント前先生の診察。舌を見て、少しアーマあるがギーを飲んだ後なのでこうなってOK、ギーはちゃんと消化できていたと言われる。トリートメント後もだるくならず空腹。今日から定食OK!(芋、小麦などダメなものはそのまま継続)。早速ネパリコのダルバート、美味しかったけど多くて一人前なんて全然食べれない。夕方子どものお迎えに行ってから左半身の腕、脚がだるくて特に関節が痛い。なんだろう。18時空腹。鰹出汁OK、私の勘違いで、出汁は最初から飲んでよかったんだって、がびーん。夕食は本当に久々美味しかった〜。油抜きしたけど、油揚げ、古い油だから使わなきゃよかったと少し後悔。今までトリートメント後に感じただるさは、アーマ+オイルだったのかなー。夕方からイライラ。

6:00 起床
7:50 カレーおじや
13:00 ダルバート2/3
18:40 白米1/3 杯、ベジミート豚キムチ、切干大根煮、ネギ・もやし・油揚げのみそ汁
23:00 就寝

アビヤンガは全身のオイルマッサージ、シロダーラは額にオイルをゆっくりと垂らす施術です。

ハタイクリニックのアビヤンガは、二人のセラピストが左右から同じ動きでゴシゴシと全身に油を塗っていきます。本当に「ゴシゴシ」という感じで、特に最初はリラックスとは程遠く、背中やふくらはぎ、足裏など、凝っている部分が「イタタタタッ!!」となり悶絶でした。

あと、施術は紙パンツ一枚で受けます。ほぼ裸。バスタオルで隠すとかはありません。はじめは「恥ずかし〜」と思ったけど途中から開き直りました。「リラクゼーション」というよりは「治療」という感じ。

アビヤンガ→シロダーラ→発汗の順番で施術してもらったと記憶しています。

発汗は頭だけが外に出る木製のドーム型ベッドに寝そべって受けます。ドームの中に蒸気が充満してけっこう暑い。セラピストさんがちょくちょく汗のかき具合をみに来てくれます。十分発汗できたら終了。あとはシャワーを浴びて帰宅となります。

キタガワ
キタガワ

この日、久しぶり(6/27からなので10日ぶり!)に先生の診察があり、直接話が聞けてすごく安心しました。アビヤンガは予想以上の激しさ!初回のシロダーラは私が周りのちょっとした音に反応してしまい、思っていたよりリラックスできずに終了しました。

食事は食材の制限はあるものの、ついに定食OKに!

7月8日(火) 発汗法:アビヤンガ、シロダーラ2日目

7月8日(火) 晴れ 47.2kg 仕事

昨夜パソコン見すぎて眠り浅く、寝つきも悪い。朝からイライラする。排卵?また舌苔あるが胃もたれなし。7時にお腹がすき美味しく朝食。15時15分からアビシロ。イライラ、寝れないはピッタとヴァータが増えているらしい。今はドーシャをわざと増やしている時期なのでOKとのこと。便秘は良くないので水をたくさん摂るように言われる。プルーンとか摂るのはドーシャ下がるのでNGらしい。15時にはお腹すいて夜美味しくごはん。その後20時にも空腹感。でもこれは胃が空じゃなくて偽の空腹?のはず。それにしてもイライラ。もっとイライラしてくるらしい。22時、空腹で寝る。

6:00 起床
7:10 梅ごはん、玉ねぎとしょうがのみそ汁、切干大根煮、ベジミートそぼろ、のり
11:30 梅おにぎり
18:30 白米、ベジミートとキャベツの味噌炒め、もやしみそ汁、切干大根
22:00 就寝

キタガワ
キタガワ

明日は先生の診察がないので、この日にヴィレーチャナの指示と薬をもらいました。

ヴィレーチャナの手順はこちら

前日に準備しておくもの
・レーズンジュースを作る
ノンオイルドライレーズン(黒)500gを2.5Lの水に一晩漬ける。次の日の朝レーズンを手かミキサーで潰して濾して、液体だけにする。これで2.5Lのジュースの出来上がり(2.5Lに満たないときは水を足して2.5Lにする)。

当日用意するもの
ヴィレーチャナの薬、時計、体重計、レーズンジュース2.5L、居心地の良い場所、落ち着いた心

当日の流れ
受け取った下剤をぬるい牛乳100mlで溶いて、指定の時間にいっきに飲み干す。(今回は8時15分の指示。)

45分以内で排泄が始まる。吐きそうになってもなるべく吐かないで頑張る。気持ち悪かったりお腹が痛くなる人もいるが、割とスムーズに始まる人もいる。最初数回は便が出てその後液状になってくる。白湯は飲まないでレーズンジュースで水分補給。2.5Lを1日で飲み干すつもりで。

排泄が始まったら時間、量、色、匂い、形状、その他カラダの状態など指定の紙にメモする。

キタガワ
キタガワ

いきなりの「ノンオイルレーズン500g準備」に焦りましたが、クリニック近くの自然食品屋さんで無事調達できました。

7月9日(水) 発汗法:アビヤンガ、シロダーラ3日目

7月9日(水) くもりのち雨 47.9kg

またあまり寝れない。そして朝からイライラ。順調。そして顔がパンパンにむくんでいる。お腹はすいてない。舌苔は少し薄くなった。アビヤンガするとやっぱり左腕がだるい。あと揉み返しでふくらはぎ痛い。にしても便秘で昨日ほどお腹すかない。昼ダルバート半分残す。夜さらにお腹すかない。蕎麦屋に入るが、蕎麦って小麦粉混ざってるんだよね、失敗。シロダーラ、初日は落ち着かなかったけど、昨日・今日と瞑想状態。便つまって気持ち悪くて早くヴィレーチャナしたい!明日のためにレーズンを仕込む。消化のためにヨガでもしよう。深いところからニキビが湧いてきてる感じ。角栓もいっぱい。なんだろう、顔がザラザラ。寝る時胃もぽっこり。つまって本当に苦しい。

6:20 起床
7:30 白米、梅干し、のり、もやしみそ汁
13:30 ダルバート1/2
19:00 おろし蕎麦、ほうれん草おひたし
23:30 就寝

キタガワ
キタガワ

ドーシャが増えている影響で不眠、便秘が続いていました。

初日に集中できなかったシロダーラですが、この日は随分と慣れて、途中フワーっと夢見心地でした。

自宅でのギー飲みとハタイクリニックでの発汗法で、ヴィレーチャナに向けての前処置が着々と進んでいきました。これらの前処置で消化管に集められた毒素(ドーシャ)は、この後下剤によって排泄物と一緒に身体の外に排出されます。

明日はいよいよヴィレーチャナ本番です!

》第3話へ続く

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