乳児期に作られる「心の根っこ」

赤ちゃんとの関わりでいちばん大切なことは
「赤ちゃんからの働きかけにしっかり応えてあげること」です。

インターネットが発達して誰もがスマホでいつでも簡単に情報にアクセスできるようになり、わからないことがある→検索するという流れが出来上がっています。一昔前は簡単に知ることができなかった情報がいつでもすぐに見られるようになり、その中には「この運動が発達を促す」とか「これで頭が良くなる」とか、子どもの成長に良い影響があるように感じさせる広告もたくさんあります。

そういう情報を見てしまうと、かわいい我が子のために少しでも良い方法を、と思ってしまうのは自然な感情です。しかも、その方法を取り入れないと「周りから遅れてしまうかも」という気持ちが湧き起こってきて、遅れないように親である私が何か働きかけをしなければ、と、何か「特別なこと」をしてあげなくてはという気持ちにもなります。

そういう意味で、今の子育ては本当に大変だと思います。

かわいらしい雛祭り菓子。すべての子どもの健やかな成長を願う。

首すわりも、寝返りも、おすわりも、一人歩きも、時期が来たらその子のタイミングでできるようになるから、親がわざわざ「首すわりなどのために」なにかをしてあげる必要なんてないと思います。確かにうつ伏せ遊びをたくさんすると、少しだけ首すわりが早いかもしれません。でも少し早いからって、そこにはあまり意味がないと、私は思います。

それよりも、赤ちゃんが「あー」とか言ったら「あー」と真似して返してあげたり、「どうしたの?」と反応してあげたり、泣いてたら抱っこしてあげたり、笑いかけてきたら笑い返して一緒にホクホクした気持ちになったり、そういうことの方が意味があります。

自分が何かを言えば、親はちゃんと反応してくれる。自分の願いを叶えてもらえる。

この気持ちを十分に味わうことが、乳児期には一番大切なことです。この気持ちを土台にして、ルールを守るとか、人に親切にするとか、いろいろなことにチャレンジするとか、日常にしあわせを感じるとか、そういうことができるようになるからです。

逆にいうと、土台がしっかりしていないと、ルールを守ったり人に親切にしたりいろいろなことにチャレンジしたり日常にしあわせを感じる気持ちが育ちにくくなってしまうのです。

目に見える成長はわかりやすいからついついその部分の成長を期待するのが親心だけど、そこはグッと踏ん張って、目に見えない心の根っこ作りを意識してみてほしいです。

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