ちょっと遠い「ご近所」

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今日は午前、午後と訪問に出ました。

最近頭を使うことが多かったから、気分を変えて、とにかく体を動かしています。

1件目の訪問は渋谷区で、助産院から1時間ほど歩くと目的地に到着。徒歩で移動するようになって、東京がとても身近に感じられるようになりました。

渋谷の街を歩きながら、ここが松濤ね、こっちは神山町か、お、宇多川だ、ここ知ってる!とか心の中で一人で会話。Googleマップ片手に電柱に書かれた住所をみながら知らない道を歩いていって、知ってる道につながったときのおもしろさ!

そんなふうに歩いていると1時間なんてほんとうにあっという間で、歩いて行ける場所はもうご近所気分。そうなると、助産院のある池尻大橋駅を中心に、渋谷、代々木、新宿くらいまでは「ご近所」ということになります。

午後の訪問に向けて少し急いでいたので帰りは電車。でも結局乗り継ぎなどで時間がかかり、助産院まで45分もかかってしまいました。15分しか短縮にならないなら、歩けばよかった。

明治神宮をぐんぐん進む。気持ちのいい空気に満ちていた。

数年前まではとにかく気力体力が枯渇していて、一駅ぶんの距離でさえ歩くことができませんでした。余力がないので、駅を降りたら目的地までまっしぐら。用事が済んだら即、帰宅。

モノを捨てて生活を見直したら元気が湧いてきて、今まで目に入らなかった街の景色が、はっきりと見えるようになりました。ひとつひとつ形の違う建物、広い家、細い家、庭のきれいな植木、季節の草花、枝分かれした道、いろんな公園、毎日違う空、行き交う人々。

そんな風景を楽しみながら自分の足で歩いていると、少しずつ道に詳しくなって、私の中の「ご近所」がどんどん広がっていきます。電車に「連れて行って」もらわないとたどり着けなかった場所が、自分の足で行ける場所に。そうすると生きてる実感が湧いてきて、自分の生活に自信が持てるようになってきます。

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