赤ちゃんを「平均値」で見ない

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我が子と関わるときに「平均値」を基準にしてしまうと、いろいろなことが不安に思えてきます。

平均値はあくまで「平均」であって、それより多いこともあれば少ないこともあり、それらをぜーんぶごちゃ混ぜにして割り出した値でしかありません。ひとりひとりがそこからずれていることは、ある意味当たり前です。

子どもが作ってくれたケーキ。子どもの「成長する力」はすごい。

よく聞かれる質問に、「この時期の赤ちゃんは平均15時間〜17時間寝るみたいなのですが、うちの子はそんなに寝ていません。大丈夫でしょうか」というものがあります。

赤ちゃんは眠いと不機嫌になることが多いので、機嫌が良さそうなら、睡眠時間が何時間であってもまったく問題ないのです。

赤ちゃんが穏やかに過ごしていれば本来なにも心配いらないはずなのに、「平均睡眠時間」というものを知ってしまったばっかりに、それに当てはまっていないことが不安になる。平均睡眠時間なんてものを世間に開示してしまった人誰なんだ、とその罪の重さを恨みたくなります。

睡眠時間だけじゃなくて、授乳間隔とか、1回の哺乳量とか、運動発達とかすべてそう。

データばかり追っていると、それに当てはまらない我が子への不安は募るばかり。
データを追う代わりに、その時間を使って子どもとたくさん遊んでほしいです。

この子はなにが好きでなにが嫌いなのか、今興味を持っていることはなんなのか、楽しそうなのか、不機嫌なのか、なにが得意でなにが苦手か。

そういう理解が深まるにつれて、「平均」なんて気にならなくなってきます。

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