赤ちゃんは自ら成長する

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ベビーサインクラスを始めてから、改めて赤ちゃんについて勉強しています。

勉強すればするほど、赤ちゃんはなんてすごいんだ、と感心するばかり。お世話をしないと生きていけない受け身で非力な存在なんかじゃなく、赤ちゃんはとても能動的に生きています。

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ自分の体を思い通りに動かすことができません。動かせないどころか、どこからどこまでが自分なのかさえわかっていません。当然のように「自分」を認識している私たち大人とは、まったく違う世界を生きています。

そんな赤ちゃんをよーく見ていると、手をしゃぶってみたり、声を出してみたり、体をひねってみたり、いつも一生懸命なにかをやっています。大人から見たら「指しゃぶりはやめさせたほうがいいんじゃないか」とか、「授乳してもすぐに寝ないで声を出していて、睡眠不足になるんじゃないか」とか、「体をひねっているけどそろそろ寝返りの練習をさせたほうがいいんじゃないか」とか、とにかく何かを「してあげなければ」「正しい方向に導いてあげなければ」と思ってしまいがち。

でもそんな必要はないのです。赤ちゃんのすべての動きには意味があって、「この世界はどんなところなんだろう」「なんでも自分でできるようになりたい!」と言わんばかりに自ら積極的に周囲と関わっています。ひとつの動きを納得するまで何度も繰り返し、十分にやり尽くすと次の行動に移行する。そんなふうに、自分で自分を成長させているのです。それがわかると、赤ちゃんとの生活はグッと楽しくなります。

ひとつの蕾からドワっとでている花。見れば見るほど不思議。

「あなたといると、とっても楽しいよ」

親がもっとも意識したいのは、そんな気持ちで赤ちゃんと暮らしていくことだと思います。子どもは今なにに興味を持っているのか。どんなことが好きで、どんなことをすると喜ぶか。

周りと比べず、ただただ目の前にいる子どもをじっと見て一緒に遊んでいると、気持ちが通い合う瞬間があり、ほんとうに楽しいです。

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