困ったとき頼りになる「その道のプロ」

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確定申告の季節がやってきました。

お勤めをしていた頃、年末になると必ず「年末調整」のための用紙が2枚配られていました。毎回同僚と「これなに書けばいいの?ハンコ押すだけ?」とか確認し合い、保険料の控除証明書を引っ張り出して金額を計算するだけでも一苦労。でもそれさえ終わればあとは会社の担当の人がすべてやってくれて、1月のお給料は所得税が戻ってくる分いつもより少しだけ多くもらえてラッキー、という程度のものでした。

フリーランスになったことで作業をすべて自分でやらなければならなくなり、あの2枚の書類でさえ四苦八苦していた私は恐れおののきました。売り上げがいくらで経費がいくらで、税金の控除がどうで、それを一体どこにどのように記録して、最終的にどうすればいいの…?何を目指してどこから手をつければいいの…??

「確定申告」を自分でやるなんて未知すぎて不安だから税理士さんにお願いしようかとも思ったけど、金額的にとても無理。しかも丸投げしてしまえば楽だけど、自分の仕事のことなのに「まったく知らない部分」があるのもなんか嫌。ならば簿記を勉強しよう!資格を取ろう!と本を買って読むも意味不明。途方に暮れていたとき知人に教えてもらった「青色申告会」に、意を決して入会しました。

青色申告会は月1,000円の会費を払い会員になれば(地域によって会費は違うらしい)、いつでも帳簿の付け方=記帳の相談ができます。

「確定申告には青色と白色があって、それぞれの違いはこうですよ」
「青色だとお金の動きをこうやって記録に残すんですよ」
「こことここが一致しているか確認するといいですよ」

簿記の本を読んでも意味不明だったお金の動きの記録方法が、月に数回青色申告会に通って3ヶ月ほど経つと、なんとなくわかってきました。教えてもらったことを思い出しながらコツコツと記帳して、わからないことがあったら予約をとって聞きに行く。毎月1,000円も払うのか、と思った自分を叱りたいくらい、青色申告会は頼りになる存在でした。

週末恒例ホットケーキで気合を入れる。確定申告がんばるぞ。

今日1日かけて、2021年の確定申告書類が完成。初めての確定申告と比べるとずいぶんスムーズに書類を作れるようになっていて、その事実にひとりムフムフしています。

どうしようと思ったときに相談できる場所があるってこんなに心強いものなのか、ということと、定期的にプロに教えてもらうことは独学よりもはるかに効率良く知識を得ることができる、ということを実感しています。

青色申告会は聞くこと聞いたら早々に辞めようと考えていたけれど、今はその存在をとても頼りにしていて、当分退会しなくていいやという気持ちになっています。

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