ホームビデオを見返して、ベビーサインのすごさを再認識

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今週は、ベビーサインの仕事をたくさんしています。

月曜日は、9月に開講したクラスがはやくも3回目のレッスンに突入し、2組の親子で集まって、みんなで音楽に合わせて遊んだり、絵本を読んだり、サインを練習したり、あっという間の50分。

このクラスの子どもたちは、ベビーサインをはじめて2ヶ月ほどたちました。

ご両親が自宅でもたくさんサインを見せながらコミュニケーションをとってくれているようで、そのおかげでふたりとも、なんとなく手をもぞもぞと動かしていて、もう少しでサインを返してくれるかな?というところまで到達しています。

次回のクラスは1ヶ月後で、そのときに会えるのが今から楽しみでしかたありません。

サインでコミュニケーションがとれるようになると、子どもの考えていることがよくわかり、その子のことをたくさん知ることができるからです。

みんなの考えていること、感じていることを、私はもっともっと知りたいのです。

ベビーサインの教材。

今日は、個別クラスの初回レッスンです。

ベビーサインはまだ話せない赤ちゃんと手話やジェスチャーをつかってお話する育児法なのですが、ベビーサインを何個使えるようになった!とか、こんな単語を覚えた!とか、そこはそんなに重要ではありません。

大切なのは、サインを教え、使っていく過程で、親が子どものことをしっかり見るタイミングが増えるため、それにより、我が子のことをいままでよりも深く理解できることです。

子どもは、親が自分に興味をもってくれて、関わってくれて、一緒に楽しそうに過ごしてくれることがなによりもうれしいので、ベビーサインを半年かけて学ぶことは、とても意義のあることです。

そして、サインを使うことができたなら、コミュニケーションはぐっと深まり、育児がとても楽しく感じられるようになります。

ベビーサインですべてが解決するわけではないけれど、確実に、「楽しい」「かわいい」と思える瞬間は増えていきます。

楽しい、かわいいの数が増えると、「つらい」「嫌だ」が減っていって、日々の大変が減ってくるし、あとで振り返ったときに、「育児、楽しかったな」と思えます。

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先日、我が子が赤ちゃんのころのビデオをみかえしていたら、ちいさなお手てでサインを使い、いろいろと私に話しかけてくれている様子がありました。

パンを食べながら、ベランダの方を見て、【ペンギン】のサイン。

私「ペンギンいる?」
子ども「(うなずく)【イヌ】」

私「いぬもいるんだ。」
子ども「【ネコ】」

私「ねこもいるか〜」
こども「【リス】」

私「へぇ〜、リスもいるの!」

もちろんベランダにはペンギンもイヌもネコもリスもいないのだけど、子どもの心の中にはベランダにいろいろな動物たちが集まってきているイメージがあって、そんなことを考えながらパンを食べているんだなと知ることができるなんて楽しすぎ。

サインで教えてくれなかったら、さすがにそこまでくわしく、子どもの考えていることを知ることはできないでしょう。「なんかベランダを見てるな」と気づくのが精一杯だし、子どものほうも、伝える術がありません。

サインを知っていたからこそ伝えることができたし、キャッチすることができたのです。ペンギンをちゃんとキャッチしてもらえたから、子どもは、イヌもネコもリスもいるよ!と、どんどん教えたくなる。

つまり、 ベビーサインがあると、コミュニケーションが深く活発になるということです。

話し言葉が使えるようになるとサインは自然と消えてしまうので、かわいいお手てでサインをしてくれる期間は、長くはありません。

長くないけれど、それは密度が濃く、とても充実した体験になります。

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