助産院で、数種類の観葉植物を育てています。
室内に大きなシンボルツリーが2本、ベランダにはホームページの写真にもなっている南天をはじめ、オリーブやアイビーなど小さいものがいくつか。緑いっぱいのインテリアに憧れがあるのですが、これ以上の管理はできそうにありません。
毎日植物を気にかけてはいるものの、忙しいとついつい観察がおそろかになりがちで、そうなると必ずトラブルが起こります。
昨日は天気が良かったので、久しぶりにベランダの南天をじっくり観察しました。黄色く変色して今にも落葉しそうな葉を触っていると、何やら異変が。いつの間にか幹や葉に、カイガラムシが大量発生しています。
キモチワルーーーーー!!!
よく見るとアイビーの新芽にもアブラムシが。
ちょっと目を離すとすぐこうです。薬品を使えば虫の駆除は簡単なのかもしれないけれど、なんとなく抵抗があり、使わないままここまできています。
放置気味になっていたことを反省しながらティッシュで虫を取っていたら、昔の出来事を思い出しました。
子どもがまだ小さい頃、保育園で頭じらみが流行したことがありました。クラスに貼り出されたお知らせを見て、慌てて我が子の頭を確認すると、白い卵が。
当時の私は日々の生活に精一杯で、子どもと向き合う余裕がなく、そんな時に発生した頭じらみ。
「頭痒かったでしょ。気づかなくてごめんね。」
髪を少しずつかき分け、慎重に卵を探し駆除する時間は、なんだか動物の毛繕いみたいで、嫌いじゃありませんでした。こんなにゆっくり子どもを見たのはいつぶりだろうか。私は何をそんなに忙しくしていたのだろう。我が子に目がいかなくなるほど優先しなくちゃいけないことって何?幼い我が子の頭を触りながら、「頭をかゆくしてまで、親に向き合ってもらう時間を作っているんだな」と思えて、切なくなったことを覚えています。
心を使う。
私はできるだけ、心を使いたいです。忙しいと心を使う余裕なんて簡単になくなってしまうから、そうならないように、持ち物も、予定も、自分の容量を超えないように気をつけています。
もっともっとと欲張りな気持ちは常に湧き起こるけれど、植物は今いる子達だけで、手一杯なのです。
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