現在は施設をかまえ産前産後ケア専門の助産院を営んでいる私ですが、ここにたどりつくまでにはさまざまな苦労がありました。
開業するにあたり、まず頼ったのは「助産所開業マニュアル」。
タイトル的にとても役に立ちそうに見えましたが、実際読んでみるととてもわかりづらい…
しかも、分娩を取り扱う開業の内容が多くて、私のように「分娩なし 施設なし」や「分娩なし 施設あり」の開業手順はほとんど記載されていません。
↑わかりづらいけど、何度も読みました。
ネットで「助産師 開業」などと検索をかけても、「開業のメリット/デメリット」とか、「分娩を扱うか扱わないか決めよう」とか、そんな情報ばかりで、探しても探しても、私の疑問にドンピシャに答えてくれる情報はみつかりません。
いくら検索しても埒があかない!と気づいてからは、いろいろなところから情報を引っ張って、寄せ集め、動きまわり、なんとかここまでこれた…という感じ。いま思い返しても、あのときの自分、よくがんばった!と思っています(自画自賛)。
過去の私のように、開業したいけどいったい何をどうすればいいの?と途方にくれている人たちのお役に立てればと思い、私が辿ってきた道をここに書き残すことにしました。
必要な手続きなど状況は変わっているかもしれませんが、少しでも開業のヒントになれるとうれしいです。
地域で働き始める〜突然の出張開業
そもそも開業は必要?
病院勤務をやめて地域で働き始めてから、出張専門開業をするまでの記録です。病院や施設勤務ではなく、地域で働きたい方はまずこちらをご覧ください。
助産師会入会。保険契約。
保健所にも税務署にも開業届を出して、いざ個人事業主生活スタート!
個人事業主は誰にも守ってもらえないので、自分の身は自分で守れるよう、業務に関わる自賠責保険への加入を検討しました。これがかなりのモヤモヤポイント。保険加入までのあれこれをまとめています。
施設を持ちたい。施設探しスタート
出張開業してしばらくたち、「出張だけでなく、自分の施設を持ちたい」という気持ちがムクムクと湧いてきました。ひとり暮らしすらしたことがなかった私にとって、施設探しはとても大変!どのように今の物件に辿り着いたのか、ご覧ください。
入居、内装。
無事物件の契約を済ませ、いよいよ引き渡しとなりました。ここからは毎月家賃が発生するため、一刻も早く内装を完成させて助産院をオープンしなければなりません。時間との戦いです。仲間のいない私は、すべての作業をひとりで進めていきました。内装が完成するまでの様子はこちら。
開業届提出
内装が完成したら、施設ありの開業届を提出し、保健所の立入検査を受けます。
ホームページ作成、その他もろもろ
開業したはいいものの、ここから地域の人たちに助産院の存在を知ってもらう必要があります。ホームページを作るにあたり、ロゴはどうする?写真撮影はどうする?
グーグルマイビジネスって?ラインビジネスって??お店としてのカタチを整える作業をまとめています。
ソラチ助産院開業後から現在まで
2021年5月に助産院を開業してからしばらくはドタバタしていましたが、秋頃からあれこれ体勢が整い、ブログを書き始めました。現在までの様子はこのブログの「日記」をご覧ください。
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