助産院を開くとき、好きなものしか買わないと決めていました。
「断捨離」という言葉を知り、たくさんのモノを捨ててきた私は、もうこれ以上、モノを捨てたくないのです。
これ以上捨てなくて済むように、買い物にはとても慎重です。本当に必要か。本当にそれがないと困るのか。見た目は気に入っているか。不満はないか。長く使うことができるか。何度も何度も、繰り返し考えます。
特に見た目が気に入っていることは必須条件です。
見た目が気に入らなくても「必要だからとりあえず買っちゃえ」と間にあわせで買ったものはほとんどがゴミになってしまったので、もうそんなことは繰り返したくありません。
今回助産院に必要なもので特に選ぶのが大変だったのが「ゴミ箱」です。
ゴミ箱はだいたいがプラスチックでできていて、どこからどう見ても「私はゴミ箱です」という佇まいをしており、それがどうにも気に入りませんでした。でもゴミ箱は絶対に必要です。
でも欲しいゴミ箱がない、妥協したくない、どうしよう。1ヶ月以上かけて検索したり、本を読んだり、考えたりしてたどり着いたのが工作です。段ボールを使えば、好きな入れ物がゴミ箱になることに気づいたのです。
まず好きな入れ物を用意します。
次に段ボールを入れ物の大きさに合わせて切り、くるくると丸めます。
それにビニール袋を引っ掛けたらあっという間にゴミ箱の完成。
段ボールはテープで固定しないのがポイントで、それにより袋の出し入れがとっても簡単で、入れ物にもフィットします。中身を見ると手作り感満載なのですが、それもまた愛着がわきます。
自分の理想が形になっている商品はなかなか見つからないけれど、市販のモノにひと手間加えて自分好みにアレンジできると、世界に一つだけのお気に入り商品を作ることができます。
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