私はよく図書館で本を借ります。
読んでみて気に入った本、何度も読み返したいと思えた本は購入して、手元に置いておくようにしています。
以前読んでとても勉強になった本を、開業をきっかけに購入しました。
1歳前後の「手づかみ食べ」について書かれた本です。
新生児期をすぎて数ヶ月たち、赤ちゃんとの生活にやっと慣れてきたころに始まる離乳食。この離乳食に悩まされる保護者は多いと思います。実際、産後の訪問でも離乳食の悩みはよく聞く話。
特に食が細くあまり離乳食を食べてくれないタイプの子どもだと、栄養が足りないんじゃないかとか、どうしたら食べてくれるんだとか悩みが尽きず、毎日の離乳食の時間が、本当に憂鬱な時間になってしまいます。
この本は長年子どもの発達過程に関わってきた山口平八さんと、手づかみ食べを実践している保育園の理事の清水フサ子さんの対談本です。子どもの手づかみ食べはなぜいいのか?という話が、発達過程や、自主性を育てていくことの大切さ、早寝早起き、遊びの重要性など、たくさんの事例を交えながら詳しく説明されています。
手づかみ食べか〜と何気なく手に取った本が、子どもたちの健やかな育ちや、しあわせに生きるとはどういうことかまで考えさせられる内容でとても読み応えがありました。
「食べることは生きること」
本当にその通りだなと感じさせてくれる、「食」についてのおすすめの本です。
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