赤ちゃんは「明るい方」が好きらしいです。
赤ちゃんの向きぐせに悩んでいる保護者へのアドバイスに「赤ちゃんは明るい方が好きなので、いつも向く方と反対側に窓がくるように寝かせてあげるといいですよ」という指導がよく入っています。
そう説明しながらも、私自身赤ちゃん時代の記憶がまったくないので、赤ちゃん時代に本当に明るいものが好きだったかどうか、確かめようがありませんでした。
でもベビーサインをはじめて、やっぱりそれは本当なんじゃないかと思うようになりました。
なぜなら、赤ちゃんが初めてやってくれるサインが、【電気】のことが多いからです。
ベビーサインとはまだ上手におしゃべりできない赤ちゃんとお手てを使ってお話しする育児法で、生後7ヶ月頃〜2歳頃まで大活躍します。日々の暮らしの中で語りかけにサイン(手の動き)を添えて赤ちゃんに見せていると、あるときからサインを返してくれるようになります。
赤ちゃんは興味があることや伝えたいことのサインから使い始めるので、多くの赤ちゃんが早くから使い始める【電気】は、赤ちゃんを惹きつける魅力的なものなのだと思われます。ねんねの時期の赤ちゃんは天井しか見えないのでそこで光っている電気は気になる存在だろうし、その後おすわり、つかまり立ちと行動範囲が広がってもなお、キラリと光る明るい電気は赤ちゃんにとって身近で気になるものなのかもしれません。
サインを通して赤ちゃんが見ている世界に少し近づくことができて、とても楽しいです。
大人はもう見慣れすぎていて気にも留めていない電気を、興味津々に眺めている赤ちゃん。きっと赤ちゃんは、とってもワクワクした気持ちで周囲をみているんだと思います。
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