子育ての鍵は「遊び」

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子どもがいうことを聞いてくれないとき、そこに「楽しさ」が足りていないのかもしれません。

子どもは、楽しいことには前のめりに取り組んでくれます。

例えば子どもが登園をぐずるとき、歯磨きやお風呂の時間なのに声をかけてもぐずぐずするときるなどは「乗り物作戦」が有効です。

車でも電車でもトラックでも飛行機でもいいから、親がその子の好きな乗り物になりきって、「〇〇行きの電車が到着しました〜、まもなくドアが閉まります、ご注意ください」とやる。さっきまでぐずぐずしていたのが嘘のように、パッと起き上がって後ろにくっついてくれる様子はとても微笑ましくて可愛くて、2人でニコニコしながら目的地に向かうことができます。

おもちゃを散らかして片付けてくれなかったら「ちゃんと片付けなさい!」と叱るより、「たくさん片付けられたほうが勝ちだよ!よーい、どん!」とやると、しゃかりきに片付け始めます。

親のいうことは聞かなくても、人形のいうことなら聞いてくれるという不思議。

公共交通機関でぐずるときも、一緒に遊べばおとなしくしてくれることが多いです。

子どもの手のひらに指を当てて「ゆびなんぼんだ?」とか静かにクイズを出したり、もっと高度になると手のひらじゃなくて背中にしてみたり、字を覚えた年齢なら手のひらにひらがなを書いて当ててもらったり、できる遊びはいっぱい。楽しく遊んでいる間に目的地につくから、「こら、静かにしなさい!」と怒るストレスも、怒られるストレスも激減。

せっかく生まれてきたんなら、大人も子どもも、気難しい顔したり我慢したり怒られたりつらいことばっかりよりも、いろいろ遊んで楽しんだほうがしあわせだと、私は考えています。

そのためには、子どもを見て、頭を使って、工夫することが不可欠。

お金を使うんじゃなくて、心を使う。

考えた作戦がぴったりハマったときはとても嬉しくて楽しくて笑顔の時間が増えるから、振り返ったときにあたたかい記憶として思い出されます。

そういう記憶が多い人生は、素敵だと思います。

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