母乳育児に思うこと。「母乳が全てではない」

母乳育児について、いつも思うことがあります。

それは、「母乳育児が母親を追い詰める原因になってはいけない」ということ。

細かく細かくみていくと、確かに母乳とミルクには差があります。
免疫物質の有無とか、消化にかかる時間とか。

でも、すこし引いて大きく見ると、そんなに大差ないと思っています。
どちらでも、子どもは元気の育つのです。

例えば大人の場合。
食事は健康に欠かせない要素だということに、異論はないと思います。

安全で新鮮な食材をバランスよく使用した作りたての食事を、毎日規則正しく食べられるなら、それに越したことはないでしょう。

でも、そのルールを守るために無理をして、気持ちがささくれてしまったら?頑張りきれずにルールを破ってしまったことに、ものすごい罪悪感を感じて自分を責めてしまったとしたら?

「身体に良くない食事をしてしまったのではないか」との恐怖心が頭から離れずに、暗い気持ちですごす時間が増えてしまうとしたら?栄養にこだわるあまり、毎回の食卓がピリピリと張り詰めた空気に満たされていたら…?

栄養的には満点でも、人生全体で見たときに、プラスになっているかはわからない。むしろ、程度によってはマイナスになることさえ、あるように感じます。

数年前に認識した花。育児で気持ちがささくれすぎて、道端にたくさん咲いてるのに全く目に入っていなかったことに驚いた。

栄養は大事。でも、他にも大事なことはたくさんたくさんあって、栄養はその中の1つにすぎません。その1つを完璧にすることに囚われて、他のたくさんのことがおろそかになるようでは、勿体なさすぎます。

今は母乳育児が難しい時代だと感じます。これだけ選択肢が増えていると、完全母乳を貫くにはかなり強い意志力が必要です。

さらに、いくら強い意志力があったとしても、それに比例して母乳が確実に出てくれるという保証はどこにもありません。

事前に授乳に関する情報を知り、自分はどうしたいのか選択することは大切ですが、結果に関しては、人知を超えた領域だと思います。

自分の頑張りだけでコントロールできる話ではないのです。

母乳のことでどうしていいかわからなくなったら、いつでも相談してください。一緒に着地点を見つけていきたいと思っています。

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