たくさんの断捨離本の中で、何度も読み返している本があります。
カレン キングストンさんの「新 ガラクタ捨てれば自分が見える」です。
断捨離という言葉を知り、提唱者やましたひでこさんの本を読み衝撃を受け、たくさんの不用品を捨てました。でもあるところで、モノはまだたくさんあるのに捨てられない、いわゆる「スランプ」がおとずれました。
そんな時に読んだこの本で、断捨離に対する視野がグッと広がって、また新たな気持ちで取り組むことができるようになりました。
なんか物事がうまくいかないなーと思うたびに読み返している。
著者のカレンさんは長年風水の研究を行なっているそうで、その経験から、空間のエネルギーを浄化する独自の手法「スペース・クリアリング」を編み出しました。このスペース・クリアリングという概念がスッと腑に落ちる感じがあり、読み始めたら止まらず、スイスイと最後まで読み進め、そのまま片付けに突入したくなるような本です。
どの章も私にとってはとても参考になったのですが、その中で「未完了」についての話が印象に残っています。
「未完了」とは文字通り、完了していないこと全てを指しているですが、この未完了が、自分のエネルギーをじわじわと吸い取ってしまうというようなお話です。
やらなければいけないのに、ついつい先延ばしにしてしまっている面倒なこと。
こういうものは、思い出しては「いいかげんやらなきゃなー」「そろそろ本当にやばいなー」「あー、面倒だなー」と、常に頭の片隅に居座って、そのせいでなんだか思いっきり目の前のことを楽しめないような、怠けている自分に罪悪感を感じさせるような、ネカティブな感情を発生させます。
エネルギーとか浄化とかいうと怪しい感じに思う人もいるかもしれませんが、誰しも経験があるのではないかと思います。
シャンプーをそろそろ詰め替えなきゃいけないのに面倒で、使おうとするたびカシュッカシュッとなって使いずらいのに「また詰め替えるの忘れてたー、やらなきゃなー、今日こそ、あとで、絶対やろーっと」と思いながら何日も過ごしてしまったりとか。
えいやっでやってしまえば大した手間ではないし、実際シャンプーを詰め替えると、カシュッカシュッとなるストレスから解放されて、気持ちよく過ごすことができるのです。「未完了」が溜まれば溜まるほど、億劫が積み重なって、なんだか重だるいような気持ちになってしまいます。
今日は12月26日。
楽しかったクリスマスが終わり、あんなにキラキラと華やかなオーラを放っていたクリスマスツリーやリースが、急に古びた、季節外れの雰囲気を漂わせているように感じるから不思議です。
とっても億劫なのだけれど、今日中にツリーとリースを片付けて、お正月に向けて気持ちを切り替えていこうと思っています。
片っ端から「完了」させていくと、やっぱり気分爽快です。
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