授乳相談をしていると、ミルクを使っていることを控えめに話される方が多い気がします。
気がするというよりも、多分絶対、私に気を遣っているのだと思います。
「助産師さんには母乳頑張るって言わなきゃ怒られる、がっかりされる」と思わせてしまっているとしたら、申し訳ない気持ちです。
ミルクの使用には賛否ありますが、私はそこに強いこだわりがありません。
「親子が健やかに過ごせるのがいちばん」だと、常々思っているからです。
せっかくの限られた子育て期間を「つらすぎる時期」にしてほしくない。不必要な「こうあるべき」は、子育てを窮屈なものにしてしまいます。
江戸時代の子育ての本を読むと、ミルクのありがたみがすごく良くわかります。
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この本を読んで、「ミルクがあってよかったなぁ」と心底思った。
「ミルクができたおかげで便利になったし、救える命が増えた」と思うから、ミルクが悪者にされるのも悲しい気がしています。
母乳を頑張りたい人は頑張っていいし、こだわらない人はこだわらないままでいい。
どちらでも全力で応援します。
誰にでも当てはまる「正しい方法」なんてなくて、親子で「納得できるやり方」を見つけることが、何より大切なんだと感じています。
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