育児日記のススメ

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育児相談の参考にしようと、久しぶりに「育児ダイアリー」を引っ張り出してきました。

産院を退院するとき渡されたおみやげ袋に粉ミルクのサンプルなどと一緒に入っていたもので、お誕生から満1歳までの授乳や排泄、睡眠、日々の出来事などを書き込こむノートです。

もともと筆まめな私は、毎日毎日記録を続けていました。

育児情報も載っていて、当時なん度もなん度も読み返した。

今読み返してみると、ほとんどのことを忘れてしまっていることに驚きます。人間の記憶がいかに曖昧なものか、思い知らされます。

「おっぱいを飲んでもすぐに寝なくて、母乳が足りているのか心配」
「鼻がブーブーいったり、なにもないのにむせたりしてて風邪をひいているのか」
「はじめて一緒にお風呂に入って緊張した」
「夕方からぐずって大変」
「今日は日中よく寝た。こんなに寝ると心配になる」

今お母さんたちから聞く心配事とまったく一緒。

もう10年以上前の話ですが、育児の悩みはいつの時代もそう変わらないのかもしれません。

この日記は残念ながら1歳の誕生日で終わってしまっていて、続きがとっても気になっています。なぜ書き残しておかなかったのかと、あの時に自分に問いたいです。

当時の様子が詳細に記録されたノートがあまりにおもしろかったので、これから思春期に向かっていく我が子の成長記録を、また書き始めようかと考えています。

「思春期は大変」と周りから聞かされて怯えているのですが、それも過ぎてしまえば「とにかく大変だった」という記憶にまとめられてしまう気がして、もったいなく思うからです。

記録が苦にならない人は、どんな形でもいいので書き記しておくことをおすすめします。自分だけの大切な物語が出来上がって、とってもおもしろいです。

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