アーユルヴェーダで勧められているオイルマッサージ。
それを3週間ほど、がんばって続けています。
なぜ続けているかというと、体の乾燥を自覚し、怖くなったからです。
オイルはヌルヌルするし、マッサージの後は手にオイルがついているせいで触るところすべてがオイル被害を受けるため、その対応がどうにも面倒で、オイルマッサージがたいへんカラダに良いのは知りつつも、できることならやりたくないというスタンスで生活していました。
いつだったかぎっくり腰の一歩手前になってしまったときは観念してせっせと腰にオイルを塗っていたものの、よくなったら案の定オイルマッサージ終了。
それが今月アーユルヴェーダの診察を受けた際、わたしは体の中身が非常に乾燥しており、それがバセドウ病発症にも関連しているのではないかという話になったため、それならできることはやらねばということで、ついに真面目に、オイルマッサージを始めたわけです。
オイルはできれば全身に塗った方がいいのだけど、そうなるとなかなかの手間でハードルもグッと上がるため、全身ではなくて、主要な3点にオイルを塗る「3点マッサージ」でも十分に効果があります。完璧を求めてまったくやらないよりは、完璧でなくてもやれる範囲でやったほうが良いのです。
3点とは、頭、耳、足底です。
まず頭のてっぺんにオイルを少しだけ垂らしてゴシゴシして、次に耳にオイルをつけて擦り、最後に足底にオイルをつけて数分塗り込んだら、靴下を履いて少しの間染み込むのを待ちます。オイルを塗った後は必ず発汗しなければならないので(これはアーユルヴェーダ的決まり事!)、お風呂場にいって、お湯でオイルをざっと流したら湯船に浸かります。
オイルを塗った後はべつに染み込むのを待たなくても良いのだけど、ベトベト状態でお風呂に行くとお風呂中がオイルまみれになりその掃除がつらいので、私は時間を置くことにしています。
以前時々オイルマッサージをしていた時も体は乾燥していたから、5分くらいすると塗ったオイルが吸収されて消えてしまい、「私どんだけ乾燥しているんだ」と驚いた記憶があるのですが、今回はなんと、乾燥しすぎていて逆にオイルが全然染み込まない!
「乾燥しすぎた土にいきなり水をあげても吸収せずにはじいてしまう」という現象がありますが、同じように、乾燥しすぎた体はオイルが染み込みづらくはじいてしまうということをアーユルヴェーダの先生に言われていて、まさにいまの私はその状態であることを突きつけられ、非常に恐ろしくなりました。
あまりに恐ろしかったのでそれから毎日コツコツと、3点ではなく全身にオイルを塗って、湯船に浸かって汗をかいて、を繰り返すこと1週間。やっとオイルを弾かないようになり、砂漠みたいに乾いた身体が、オイルを吸える程度には潤ってきたことを感じます。
今はオイルをぐんぐん吸収しているけど、もっと潤ってくるとそこまで吸収しなくなり、肌がしっとりするだけでなく、眠りがよくなったり、気持ちのソワソワが落ち着いたり、排便がするりと出るようになったり、冷えが改善してきたりと良いことがたくさん起こります。
私は大変せっかちで落ち着きがなく、他のことに気を取られてご飯を抜いたりとかしがちで、とにかく身体が乾燥しやすい生活をしているので、病気をきっかけに今まで以上に身体を労っていかないといけません。
恐れていたお風呂場のオイル被害は、オイルを落とすために毎回石鹸で全体を洗うおかげでお風呂がきれいな状態に保てるからいいやと思えており、なんとか続けていけそうです。
あまりの乾燥っぷりにオイルマッサージ以外のしっとり対策も処方されていて、あわせてせっせと実行中。それについてはまた明日、紹介しようと思っています。
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