かまいすぎない育児

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梅雨明けです。おとといあたりからセミも登場。夏!

最近の私は、毎日毎日、睡眠の勉強をしています。
助産院や、自治体の赤ちゃん訪問で出会う方から、赤ちゃんの眠りに関する相談をたくさん受けるからです。

「新生児は1日17時間くらい寝るというけど、うちの子はそんなに寝ません」
「寝床に置くと15分で起きてしまいます」
「夜中に何度も起きておっぱいを欲しがるので、疲れました」
「寝かしつけに毎日2時間かかります」

寝ていなくても母子ともに元気ならいいのですが、そういうケースは非常に稀で、大体みなさん疲弊しています。それを解決したくて、乳幼児の睡眠を学んでいるわけです。

空が青い!

たくさんのケースを見ていて思うのは、「赤ちゃんをかまいすぎないこと」の大切さ。

これができている家庭は、眠りも、授乳も、離乳食も、ちいさな困難はありながらも、なんだかんだうまくいっています。

逆に、赤ちゃんのちょっとした行動に親がすぐに反応するケースは、事態がこじれる傾向に。

睡眠でいうと、「ふえ〜」と寝言を言っただけなのに、「赤ちゃん泣いてる!泣き止ませなきゃ!」と秒で反応してしまい、本格的に起こしてしまったり。「わーん」と泣いているようでも、少し待てば自分で泣き止むことができそうだったのに、「私が泣き止ませてあげなくちゃ!」と、すぐに抱っこや授乳。これを繰り返していると、「自分で泣き止む」「自分で落ち着く」という経験が不足して、不快を体験したときに、人の手を借りないと落ち着けなくなってしまいます。

親が苦痛なく、何ヶ月も、ときには数年にわたって、その対応を継続できるならいいんです。でもほとんどの人が疲れてきます。

赤ちゃんは無力に見えて、いろいろな力を持っています。
温かくて安全な子宮から出てきて、日々この世界での生き方を学んでいます。
その学びをさまたげない、親の「待つチカラ」が問われていると感じます。

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