育児はどんどん難しくなっている

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今日は2月22日。SNSを開くとたくさんのネコ。
ネコを見たり訪問に行ったり、いつも通りに過ごしています。

産後のご家庭に訪問すると、とにかくわからないことがたくさんあって困っている、という話をよく聞きます。

母乳もミルクもあげているけれど、いったいどれくらい飲めてるの?母乳の後のミルク量はどれくらい?今後どのタイミングでどれだけミルクを増やしていけばいいの?
まとめて寝ないけど大丈夫?逆に寝過ぎな気がするけれど起こした方がいい?
お散歩はいつから?何分間?日光浴は?外気浴は?
抱っこ紐はいつから使える?何分間抱っこしてても平気?泣いてもすぐに抱っこしない方がいい?泣かせっぱなしは良くない?
一人で眠れるようになるのはいつ? ネントレってどうやるの?添い寝はしていいの?危険なの?
指しゃぶりはやめさせた方がいい?
寝返りしないけど大丈夫?うつ伏せ練習はした方がいい?発達を促す遊びは?何ヶ月からお友達と遊ばせた方がいい?などなど…

ここには書き切れないくらい、たくさんの質問があります。
みんな本当に困っているから私もバシッと答えてあげたいけれど、なかなかそうもいきません。赤ちゃんの発達には個人差があるし、それぞれ家庭の事情もあるから、一概に「この時期はああしてこうしてこれで完璧!」といかないところが育児の難しさ。

助産院のカエルたち。きいろが「がまくん」、みどりが「かえるくん」。

もちろんバシっと答えられる部分はそうできるように、常に新しい情報を学ぶよう心がけています。でも育児や医療の情報は日々更新されていて、以前の常識は今の非常識。立ち止まっていたらあっという間に取り残されてしまうけれど、追いかけても追いかけても、いつまでもゴールに辿り着けない不思議な世界。

なんとなくの傾向や目安はあるものの、「正解」なんてどこにも存在しないから、その子なりの発育発達をしているか、家族に負担がかかりすぎていないか、試行錯誤しながら、常に状態を確認して、ズレてきたら修正して、それを繰り返していくしかありません。

その作業を一人で抱え込むのはあまりにも大変だから、私たちが一緒にみていきますよ、一緒にちょうどいいところを探していきましょう、もし病気が疑われるなら早く医療に繋がりましょう。そういう気持ちでいつも親子と向き合っています。

はっきりした答えがなく選択肢ばかりが増えていきどんどん複雑化していく現代の育児情報。その中から自分たちに合う方法を選びとっていくことの連続が育児なので、とっても大変で難しいことだなと感じます。

情報が増えた分だけ難しくなっているから、今後もどんどん難しくなっていくのかなと思います。

でも本当は、育児ってシンプルなものなのです。そのシンプルさを伝え続けていきたいです。

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