ディディモスの商品を買いたいなと思ったときに、商品に関する情報が圧倒的に少なく困っている人はたくさんいるのではないでしょうか。
そんな方達に向けて、ベビーラップ「ダブルフェイス ストーン リノ」の使いごこちをご説明します。
いままでに触ったディディモス商品は100種類以上!
ディディモスベビーラップアドバイザー1期生の私が解説します。
基本情報
商品名:ベビーラップ ダブルフェイス ストーン リノ
素材:リネン100%
重量:220g/㎡
レールの色分け:あり
織り方:ダブルフェイス
カラー:Natural, Anthracite
対象月齢:新生児〜体重制限なし
原産国:ドイツ
ひんやりサラリ。涼しさはピカイチ
このベビーラップの特徴は、なんといってもリネン100%であること!
ディディモスにはリネンを使った布がたくさんありますが、そのほとんどはオーガニックコットンにリネンが10%から40%ほどブレンドされている商品になります。Allリネンの商品は数が少ないんです。
数年前にリネン100%の商品が発売となり、「こんな贅沢な布、絶対欲しい!」と思ったものの、値が張るためしばらく購入を控えていました。そんなある日このシンプルな布を見つけ、色も素材も好みで、これを逃したら絶対に後悔すると確信しポチり。
届いた商品はまさに「リネン」という触り心地で、ひんやり、サラサラとしています。最初はシャリッとした硬さがありましたがさすがディディモス。一度水通ししてから何度か巻いたら、あっという間にクタッとした柔らかい布になりました。
夏になると私はこの布ばかり手に取っています。リネンは吸湿性や発散性にとても優れていて、圧倒的爽やかさ。ジトジトと湿気がまとわりつく季節にも、「ベビーラップ使おう」と思わせてくれる素晴らしい布です。
巻きやすい反面、緩みやすい
この布は220g/㎡という重さで、分類としては「中厚」に入るのでが、体感はもっと薄いのでは?と感じています。薄くて、摩擦が少なく、滑りがよくて、引き締めやすい。
なので、握力の弱い方にも扱いやすい布だと思います。しかし、バックラップクロスキャリーやセキュアハイバックキャリーのように、一度胸の前で結んでから巻くような巻き方の場合、油断すると「シュルっ」と胸の前の結び目がゆるむことがあり、その時だけは気をつけないといけないなと感じています。
でもそれはあくまで巻いている途中の話であって、完成した抱っこがゆるゆる緩んでくるということはないので、大きな問題ではないと思います。
とにかく扱いやすい布なので、夏以外の季節も、私はほとんどこの布を使っています。(講習会で巻き方のデモをするときも、大体この布を手に取ってしまう)。
シワになりやすさもダントツ
リネンに欠点があるとすれば、シワになりやすいということでしょうか。
そもそも麻は綿に比べてシワになりやすく、シワをそのままにしているとその深いシワの部分から生地が痛んでくるため、アイロンがけが推奨されています。ヘンプとリネンを比べても、リネンの方がシワになりやすいです。
上の写真をご覧ください。
これらのベビーラップは、どれも洗濯後に数回抱っこに使用したものですが、真ん中の布(ここで紹介しているダブルフェイスストーンリノ)がダントツでシワシワです。このシワシワもまさにリネンという感じで嫌いではないのですが、生地が痛むと言われてしまうとこのままではかわいそうなので、洗濯のあとは(なるべく)アイロンをかけるようにしています。
シンプル
個人的なこの布の大好きポイントは「シンプル」であること。
なんの模様もない、グレーの布。
カラフルな色や模様も素敵だけど、このシンプルさはどんな洋服にも馴染んでくれるのでとても重宝しています。色が派手ではないので、目にも心にも優しい感じがしています(個人の感想)。
しかも、ただシンプルなだけではなく、リネン特有のネップのおかげで布自体に表情がある感じがして、それがいい味を出しています。
裏と面で色が違うのも良いところで、
画像が見づらいですが、裏面は白。
使われている糸が Natural なので、白すぎず、黄色みが強いわけでもない、優しい白という感じです。
裏と面で色が違うから、初心者の方でも「あれ、布がねじれてる」と気付きやすく、そういう意味でも使いやすいと思います。値は張りますが、その価値のある布だと思います。
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